自己抜去とは、チューブ類・点滴ルート等のような「身体に挿入されているもの」を自ら「抜き去る」行為を言います。

例えば、酸素マスクや鼻カニュラ等のように「身体に取り付けられているもの」を「取り外す」ような行為は、「抜き去る」行為には該当しないため、ここでいう危険行動には含まれません。当該基準に該当するかどうかで判断してください。
自傷行為は、自殺を含み、自らを傷つける行為等をいいますが、無意識で患者が行う行為（傷口をいじる、壁を殴る等）も含みます。
「そのまま放置すれば危険行動に至ると判断する行動」も含めて評価しますので、例えば、自殺に至ってしまうと思われるような状況等であった場合は、評価対象になる可能性があるものと考えられます。